MARAはビットコインを売却?1,000 BTCが取引所へ
MARAはビットコインを売却しているのか。MARA Holdingsに関連するウォレットから、5日間で1,000 BTC(約8,280万ドル相当)がBinanceとGateへ送金された。マイナーが保有するビットコインの一部を売却するのではないかとの見方が再燃している。Lookonchainは、10月に確認したMARA関連の大口移動としては2件目だと指摘した。
Bitcoin mining company MARA Holdings (@MARA) appears to be selling $BTC.
— Lookonchain (@lookonchain) October 19, 2026
Wallets linked to #MARA deposited 1,000 $BTC ($82.8M) into #Binance and #Gate over the past 5 days.https://t.co/7paYjsC4h9 pic.twitter.com/4jTrsGnMwB
ブロックチェーン上の記録では、ビットコインはGalaxy Digital、Binance、Gateに関連するアドレスへ送られている。10月に確認された先行取引では、996 BTC(約8,113万ドル相当)がGalaxy Digitalのアドレスへ移動した。Lookonchainはこの送金を10月9日に報告しており、今回の取引所への入金も同様に追跡した。
この不確実性は、投資家がMARAの暗号資産市場へのエクスポージャーをどう捉えるかという市場の関心にも重なる。ウォレットの帰属は、同社に関連するとされるアドレスに基づいている。
MARAはビットコインを売却したことがあるのか、1,000 BTCは保有量の一部
MARAは6月末時点で35,577 BTCを保有していたと報告しており、そのうち9,270 BTCは貸し出し、または担保として差し入れられていた。この保有総量と比べると、今回の1,000 BTCは約2.8%にあたる。注視すべき規模の移動ではあるが、実際に売却され、売り圧力が生じたことを示すものではない。

MARAには、必要と判断すればビットコインを売却する前例がある。同社は第2四半期に2,213 BTCを平均価格73,078ドルで売却したほか、3月には転換社債の買い戻し資金を確保するため、15,133 BTCを別途売却した。
MARAは、今後も機会に応じてビットコインを売却する方針を示している。この方針を踏まえれば、取引所への入金が売却を意図したものという解釈はあり得る。ただし、今回のコインが実際に売却されたことを示すものではなく、潜在的な供給への影響を評価するうえで、この区別が重要となる。
市場ではファンドの資金フローも注目されており、ビットコインETFからの流出が続いていることも、需給を考える際の別の要素となる。
ビットコイン価格の状況と次の確認材料
ビットコインは直近で83,000ドルを突破し、24時間で1.5%上昇したものの、10月1日以降ではなお下落している。市場では流動性の薄さ、ETF需要の弱さ、地政学リスクが10月の逆風となっており、大口の売り手が現れる可能性への懸念が強まりやすい状況だ。
より広いリスク環境はまちまちだった。ブレント原油は110ドルに達した後、2.2%超下落して107.95ドルとなった一方、ナスダック100先物は1%上昇し、S&P 500先物も0.7%高となった。ビットコインが安値から反発しても、マイナーからの追加供給を需要が吸収できるかという短期的な問いは残った。
MARAの第3四半期決算は、入金されたコインのうち、実際に売却されたものがあるかを確認する次の機会となる。開示や別の証拠によって処分が確認されるまでは、正確には「売却観測を呼んだ取引所への資金流入」と表現すべきだ。